栴檀は・・東野圭吾:卒業
2010-01-09


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お馴染み(なんですよね?)加賀恭一郎の最初の事件です。
何と言っても本作では加賀恭一郎はまだ大学生です。大学の仲間内で起こった不可解な連続する自殺?/他殺?事件を解き明かしていきます。

といっても、何せまだ大学生ですから、頭でっかちなところがあり、推理がすべて当たっている・・ということではないところがいいところです。
幾層もの複雑な構成となっていて、加賀恭一郎の推理に感心しながらも、それを越える事実の方に、また唸ってしまう、ということになります。
先に読んでしまった”赤い指”の方は、謎解きに関してはあまり見るべきものもない、加賀恭一郎という人間を読む小説でしたが、こちらはしっかりと謎を提示して、その謎解きを楽しむことができるようになっています。
これは、次の”新参者”もちょっと楽しみです。
[読書]
[本]

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