ちょっと甘くないかい?リスクの神様!
2015-07-19


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色々と切った張ったの世界を経験している身としては、企業モノには惹かれるところがあって、鉄板の花咲舞の裏番組という少々厳しいポジションながら期待大の「リスクの神様」。
初回はそこそこの内容で、これは今後に期待!と思っていたのだけれど、二回目はいささか疑問。

内容は、異物混入事件を巡るもので、最終的には専横的な社長によるリストラによって、引き起こされたものだった、という謎解き。親会社から派遣された社長が、俺は社命を受けて倒産寸前の会社を立て直したのだから、必要なリストラであって、恨まれる筋合いのものではない、というのだけれど、会社にとって最も大事な人の心を失ってしまったために惹き起こされたもので、異物混入事件はお前が引き起こしたようなものだ、と指摘されて崩折れる、というわかりやすい勧善懲悪的なクライマックス。

いや待てちょっと待て。
なんで社長はそこで崩折れる必要がある?会社が潰れてしまったら人の心なんて何の価値がある?いい会社の前に強い会社であるべきだろう?
と、ついつい悪社長の味方になってしまってイマイチ乗れなかった。

肩たたきがあって、それに応じないと追い出し部屋への配転が・・って、描写はどぎついけれど、会社存続のためにリストラは当然。
それに何より、何故にそんなに会社に縋り付いていなければならない?

自分の価値を否定されるくらいなら、さっさと辞めて次を考えるべきだろう?給与が落ちるかもしれない、それはそうだろう。新しい会社にはまだ何の貢献もしていないんだから。でも、そこでしっかり貢献すれば会社も報いてくれるだろう?そうじゃなかったら、自分の実力は実はそういうレベルだったので、元の会社では貰いすぎ、もしかすると給料泥棒だったのかもしれない、くらい疑ってみてもいいんじゃないのか?

・・と、バトルしてきたサラリーマンは過激に考えてしまうのだった。
[テレビ]

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